teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]

 投稿者
  題名
  内容 入力補助 youtubeの<IFRAME>タグが利用可能です。(詳細)
    
 URL
[ ケータイで使う ] [ BBSティッカー ] [ 書込み通知 ]


補足

 投稿者:紫藻  投稿日:2017年10月20日(金)08時12分38秒
  さらに言うならば、ゴース星人が、“ゴースト”からの命名であるならば、戦争で亡くなった人々の亡霊が、地球人を火星に移住させるという要求をしていることになるのである。そう考えると、非常に深刻な最終回といえる。
ウルトラセブンは、今までの戦い(これも宇宙人と地球人ではなく、地球人同士の戦いを意味することになる)にただただ疲れ切り、パンドンにも負けそうになる。パンドンが、逆にセブンのアイスラッガーを握って迫るのは、戦うことが役目のセブンへの皮肉とも捉えられる。
 
 

ゴース星人の要求

 投稿者:紫藻  投稿日:2017年10月20日(金)07時49分25秒
  ウルトラセブン最終回におけるゴース星人の要求は、地球人を火星に移住させるというものだったが、この「火星」という移住先は、金城さんの大きな皮肉ではないだろうか。
金城さんにとって、火星(マルス)は、ノンマルトの命名にもあるように、戦いの神を意味する。
金城さんは、ベトナム戦争はじめ、米ソ冷戦に明け暮れる地球人が移住するに相応しい星を火星(しかも地底に)とされたと考えられる。
そしてその金城さんの心情には、戦争への深い憎しみと、人類の愚かさへの強烈な怒りが込められていることを感じないわけにはいかない。
このことを踏まえると、キリヤマ隊長の言葉「地球は我々人類、自らの手で守り抜かなければならないんだ」は、意味が明確になる。
 

「ノンマルトの使者」の原潜について

 投稿者:紫藻  投稿日:2017年10月 8日(日)20時07分54秒
  「ノンマルトの使者」の脚本で伏線に書かれ、ノンマルト自身が操縦し、幾度となく登場する原潜が、特に下記のように、伏線においてカットされている理由について考えてみた。
(http://www2.u-netsurf.ne.jp/~okhr/sight7/page42.htm)
『沖のシーホース号が、突然轟音と共に爆発炎上する。愕然となる二人。
シーホース号、徐々に沈んで行く。と、波間に黒い潜水艦のようなものが現われる。
アンヌ 「あれは……?」
ダ ン 「……!?」』

『アンヌ 「隊長、シーホース号が沈没する時、潜水艦のようなものを……」
キリヤマ「潜水艦?間違いないか」
アンヌ 「一瞬のことで、ハッキリみたわけじゃないんですけど…」
キリヤマ「似てたのか?」
アンヌ 「そんな感じが……ねぇ、ダン」』

尺の関係もあろうが、満田監督としては、この伏線を入れると、この物語全体を貫くテーマである、先住民に対する侵略や、正義とは何かといったものが、冒頭から"原潜が怪しい→悪"と印象操作され決めつけられることとなり、テーマ自体が揺らぐことを懸念したものと思われる。
そのことを考えた場合、脚本の金城さんとしても、テーマ上、この伏線が全体に与える問題はよく分かっておられたとするならば、それでも敢えて伏線を入れたい気持ちは何処から出てくるのかを推察しなければならないだろう。
それはやはりこれまで述べてきたように、「グローリア号」という原潜名が、金城さんも経験され、占領間もない沖縄の米軍に甚大な被害を与えた「グロリア台風」を指すと考えるのが自然と思われる。
脚本では「グローリア号!」と強調されているが、伏線が失われた上に、映像ではこの時のキリヤマ隊長の表情や言葉がそれ程力がなかったため、印象は薄められてしまっているが、原潜は脚本上重要な位置を占めている。
なお、怪獣ガイロスの意味合いについては、以前述べたように、ウルトラQにおける「南海の怒り」で、ある意味島の守り神かもしれなかったスダールのような発想ではないかと考える。
 

ノンマルトの使者の原潜名 補足

 投稿者:紫藻  投稿日:2017年10月 1日(日)04時12分4秒
  ただ、金城さんは、沖縄の基地問題もあろうが、「移民」に関心があったから、米軍という、先住民に対する占領的な「移民」という観点から、原潜名を考えたとも思われる。  

狙われた街

 投稿者:紫藻  投稿日:2017年 7月30日(日)02時32分19秒
  「我々人類は今、宇宙人に狙われる程お互いを信頼してはいませんから」というラストナレーションは有名だが、金城さんは矢張こういった書き方はしないだろう。
実相寺監督は、その演出の才能で、シリーズ全体をやや俯瞰して見るところがあり、このナレーションもある意味、他のセブンの幾つかの作品のラストにも形を変えて当てはめられる性質を持っている。それは、マンの幾つかの作品にハヤタにスプーンを持たせることができそうなのと同じ構造と言えそうである。
金城さんの場合は、「狙われた街」のような重いテーマを持つ作品に対しては、重いままに終わらせる人である。ウルトラマン「まぼろしの雪山」「さらばウルトラマン」では、オリジナルでは、ラストに本当に死ぬ(雪ん子、マン)ということになっている。直されなかったのが奇跡的とも言えるが「小さな英雄」のピグモンもそうである。
その意味では、オリジナルのままの脚本ならば、かなり重いシリーズになっていた可能性がある。
変更されずに残された「小さな英雄」に見る、重いテーマに対する金城さんのラストの描き方は、貴重なものとして、ラストが変更された他の作品にも当てはめてよく感じるべきだろう。
そして、「狙われた街」も、一方では、ラストのナレーションやちゃぶ台シーンのないオリジナルを想像し、そのテーマの深刻さを感じてみるべきなのだろう。
そこには、金城さんが沖縄戦を経験された重さがあることに気付かされる。それは"死と隣り合わせ"などというようなものではなく、"実感としての死"であり、その本当の意味を感じた人の描き方なのだろう。
 

ノンマルトの使者の原潜名

 投稿者:紫藻  投稿日:2017年 7月18日(火)05時58分9秒
編集済
  私は、ノンマルトの使者に登場する原潜グローリア号が、占領下の沖縄を襲い米軍統治拠点に甚大な被害を与えた「グロリア台風」からの命名とみるが、脚本におけるその原潜名は、登場頻度のみならず、強調の程度においても尋常ではない。
撮影ではカットされているため気付きにくいが、脚本では、シーホース号を「全滅!?」と驚くキリヤマの次にアンヌが「シーホース号が沈没するとき、潜水艦のようなものを・・」と言い、潜水艦についての問答がしばらく繰り返される部分がある(http://www2.u-netsurf.ne.jp/~okhr/sight7/page42.htm)。これはかなり後に出てくる原潜の伏線として、わざわざ設けられているのである。そしてグローリア号の名が初めて登場する時は、キリヤマが「グローリア号!」と驚き、原潜名が強調されている。グローリア号がウルトラ警備隊のハイドランジャーに破壊された直後に、ノンマルトの海底都市が現れることも原潜の強調と見るべきである。

なお、ノンマルトの容姿について脚本では、「恐ろしく怪奇な顔」とあり、沖縄人を表現しているのか疑問に思っていたが、これは、テレビ画面で内地の人(ヤマトンチュ)を驚かせたいという心情から書かれたものとみることができることに気がついた。
 

(無題)

 投稿者:紫藻  投稿日:2016年12月24日(土)04時40分59秒
  「ウルトラマンの飛翔」(白石雅彦著 双葉社)を購入。素晴らしい本と思う。

「怪人イエスタディ」(藤川桂介脚本)は、「無限へのパスポート」のタイトルとなる。
ここには、次のように、沖縄人の“介入”を感じる部分がある。
例えば沖縄には、「ん」で始まる語がいくつもあるから、「無限しりとり」となる↓
http://43ismamorigami.sakura.ne.jp/nnnnnnnn/
当時の沖縄と日本の間の渡航には、「パスポート」が必要であった↓
http://www.museums.pref.okinawa.jp/museum/column/column088/index.html
さらに兵器を拘束する力を持つブルトンとも併せて考えると、異次元的な沖縄のテイストがあるように
思う。
 

(無題)

 投稿者:紫藻  投稿日:2016年12月24日(土)04時08分13秒
  (補足)
ただ、ここで注意が必要なのは、「怪獣殿下」(金城哲夫・若槻文三)というタイトルを少なくとも金城さんは肯定したという点である。
沖縄人の立場では、ややもすると、天皇家に対して複雑な感情を抱くところであるが、このタイトルからは、後々まで交流があった旧日本軍人への思いも、やはり肯定的に理解できるのである。
 

(無題)

 投稿者:紫藻  投稿日:2016年12月24日(土)02時32分14秒
  ウルトラマン「怪獣殿下」のタイトルは、宮様が相次いで誕生した頃の話題だった、
皇太子殿下からだろうと推測する。
皇太子殿下は現天皇となり、昨日は誕生日であった。
 

(無題)

 投稿者:紫藻  投稿日:2016年12月 5日(月)00時09分11秒
  金城さんが出演された回で、ウルトラQ「宇宙からの贈りもの」(金城哲夫脚本)と、ウルトラマン「遊星から来た兄弟」(南川竜、金城哲夫脚本)は、印象的である。
両方の回ともに、出演シーンは会議の一員としてであり、“異星人とどのように接するべきか”ということが会議のテーマとなっているからである。
玉川学園在学時も、金星人との交流について想像をめぐらす会を持ち、沖縄に学徒交流団を率いて渡った実績がある金城さんとしては、先のようなテーマの会議を重要視することは当然であろう。
金城さんにとっては、会議の他の出演者の、テーマに対する「呼吸」も知りたかったかもしれない。そして、密かに、本土と沖縄との距離感を測っていたかもしれない。そして、なぜそこに出演したかったのか、推し量って欲しかったのかもしれない。
「遊星から来た兄弟」では、その後、ウルトラマンの正義を巡って科学特捜隊に難問が突き付けられ、
これはウルトラセブン「ノンマルトの使者」のテーマの萌芽とも感じられるものであるが、ハヤタを縛っていた金属が、工具ではなく人間の少年の涙で断ち切られるのは、このような人類の様々な「呪縛」をどのようにして解き放つのかという問題に対する、金城さんの答えであり、圧巻である。
 

レンタル掲示板
/20